TOEICのパート2に挑むあなたへ。これは、リスニングのスキルを最大限に発揮し、パート2の問題に自信を持って取り組むための完全ガイドです。
パート2の特徴から、必要なスキル、効果的な学習法、そして攻略のための主要トピックまで、詳しく解説します。パート2を攻略してTOEICのスコアを飛躍的に上げましょう!
この記事の目次
TOEIC パート2の概要と特徴
パート2とは?
TOEICのパート2はリスニングテストの一部で、応答問題(Response)と呼ばれます。あらゆる場面での会話を想定し、様々な英語表現の理解と応答能力を試されます。
ここではパート2の特徴と攻略のポイントについて詳しく説明します。
パート2の特徴
パート2では、ある問題に対する3つの回答の中から最も適切なものを選びます。全ての会話は一回しか流れないため、英語の発音やリズムに慣れて、即座に理解する力が求められます。短い会話ながらも、日常的な表現からビジネスシーンでの表現まで幅広くカバーされています。
PART2は純粋なリスニング問題。
想像以上に急に文章が始まるのがPART2。出だしは特に注意して!
パート2の攻略ポイント
パート2を攻略するためには、実際の英語の会話に慣れることが重要です。英語のラジオを聞いたり、英語での映画やドラマを視聴したりして、自然な英語表現とその流れを理解することが求められます。また、様々な状況での適切な応答を理解できるよう、多角的な学習を進めることも大切です。
効果的な学習法
TOEIC パート2の効果的な学習法としては、まず基本的な文法と語彙を強化することから始めます。次に、日常的な英語の聞き取り練習を行い、さらに独自の回答を作る練習を重ねることで、より高得点を目指すことができます。
パート2で求められるスキルとは?
TOEICのパート2では、あなたの聞き取り能力、即座の理解力、そして適切な回答を選び出す判断力が試されます。これは、リアルな英語の会話シーンで必要なスキルを測るためです。ここでは、パート2で求められる主要なスキルとその鍛え方について詳しく解説します。
リスニングスキル
パート2では、短い会話を一度聞いただけで、その内容を理解し、適切な回答を選ばなければなりません。これは高度なリスニングスキルが求められるため、日々の英語の音声に触れる量を増やし、自然な英語のリズムやイントネーション、さまざまなアクセントに耳を慣らすことが重要です。
例題: "Who will John see tomorrow?" A. "He's not here." B. "Tomorrow is Sunday." C. "He's meeting his boss." D. "John can't see very well." |
即時理解力と判断力
短い時間で情報を把握し、即座に正確な判断を下す能力もパート2で要求されます。リスニングと同時に情報を処理し、適切な答えを選ぶトレーニングを重ねることで、このスキルは鍛えられます。
例題:"Where should I put this box?" A. "No, it's too heavy." B. "Over there, by the window." C. "It's a big box." D. "You can't put it here." |
豊富な語彙力と表現力
多様なシチュエーションで使用される英語の表現や単語を理解することが求められます。日常生活の中で新しい単語や表現に触れ、それらを自分のものにすることで、語彙力と表現力を高めることができます。
例題:"Why did he apologize?" A. "He's very polite." B. "Because he was late." C. "No, he didn't say sorry." D. "He will apologize tomorrow." |
パート2の効果的な学習法と基本攻略法
TOEICのパート2では、あなたの聞き取り能力と即座に適切な回答を選択する能力が試されます。短い会話の中にも多種多様な語彙や表現が含まれており、それらを理解し選択する力は、リアルなコミュニケーションの場面で非常に重要です。ここではパート2をうまく攻略するための方法と学習のポイントを提供します。
豊富な語彙力の強化
TOEICのパート2では、日常的な場面からビジネスシーンまで、多様な語彙と表現が要求されます。そのため、まずは様々なテーマにわたる豊富な語彙力の強化が必要です。具体的な事例やイメージを用いて新しい語彙を覚え、それを使って自分で文を作る練習を積むことがおすすめです。
リスニングスキルの向上
パート2では、一度しか流れない短い会話を聞いて、すぐに正しい選択をする必要があります。そのため、効果的なリスニングスキルの鍛錬が求められます。実際の英語の音声に触れる時間を増やし、様々なアクセントや話し方に慣れることが重要です。
瞬時の判断力とスピード対策
TOEICパート2では、瞬時に適切な答えを選ぶ能力が試されます。このためには、問題文を素早く処理し、それに対する最適な選択肢をすぐに見つけ出す能力が求められます。具体的な練習方法としては、実際のTOEICの過去問を用いてタイムトライアルを行うことが有効です。これにより、時間内に問題を解く訓練を積み重ねることができます。
パート2の問題別攻略法と主要トピック
1.慣用表現
普段から使われ慣れている表現だからこそ、音声のリンキングされる。
※表現の意味、発音ともに必ず頻出の慣用表現は押さえておく!
例文)Would you do me a favor? 正解文) Sure. What is it?
PART2は日常会話のやりとりなので、決まり文句の慣用表現が頻出
普段から使われ慣れている表現だからこそ、音声のリンキングされる。
※表現の意味、発音ともに必ず頻出の慣用表現は押さえておく!
慣用表現 例)Would you do me a favor? → 直訳)あなたは私に一つお願いを与えてくれませんか? → 意訳)お願いがあるのですが。 |
慣用表現 例)How come + 主語 + 動詞 ? → WHYと同じ「なぜ?」の意味の疑問文 ※「How come」に続く語順が「主語+動詞」であることに注意「How does it come that 主語 + 動詞 ?」がもともとの形であり、そこからdoes it /that が省略された形で残っている。 |
この「How come」PART2では本当によく出ます。 つまり、知っていれば即解けてしまう美味しい問題♪
慣用表現は演習問題等で出会う度にコツコツ慣れて、覚えていきましょう。
「動詞」+ 人 + モノ:「動詞」は「与える」の意味になる場合が多い
→もし知らない動詞がきても「人+モノ」があとに続くなら「与える」という意味で考える
例)Would you do me a favor?
→ 直訳)あなたは私に一つお願いを「与えて」くれませんか?
→ 意訳)お願いがあるのですが。
※この裏技はリーディングPART等で知らない動詞が出た際も活かせますよ。
【慣用表現を忘れないコツ】
何故そのような表現になったのかを考えて、覚える。
ナレーターによって喋り方に癖がある
世界共通テストのTOEICリスニングのナレーターは様々なパターンが存在します。
"The Listening Section hires speakers of English from Britain, Australia, New Zealand and North America, and uses an equal distribution of the dialects." 出典:wikipedia english |
上記の通り、リスニングセクションのナレーターは、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカ から採用され、これらの方言を均等に配分しています。
過去問を解くことで、いろいろなナレーションのバリエーションに触れ、慣れておきましょう。
※ どの発音パターンでも出だしに注意する点は同じですよ!
2.ひねった応用
例文)Do you have enough supplies in stock? 正解文)Let’s check the inventory. |
TOEICで毎回必ず1つは出るのが、設問に対して素直に答えない「そらし」のパターン。
尋ねていることに対して、YesかNoではなく提案等で返す
上記例題のように「Do」疑問文に対して「Let’s check the inventory.」と提案で返すのが「そらしパターン」。
疑問の返答に「そらしの回答」があることを押さえておきましょう。
Either one is fine.
訳) どちらでもいいです。
I’m not sure.
訳) わかりません。
I was just about to do that.
訳) 私はちょうどそれをやるところでした。
※何依頼されたものの進捗や、締切が迫っているものを問われた際のそらし返答
「Do」「Have」「Is」等から始まる疑問文でも必ずしも「Yes / No」ではないことを知っているだけで正解の選択肢を残すことが出来ますよ。
ピッタリとくる返答の選択肢がない時は「そらし」がないか選択肢を再度見直しましょうね!
3.「似た音」を使ったひっかけ
例文)I think Ms. Louis deserves a promotion. 選択文) A:I reserved a table at the restaurant. B:I cannot agree with you more. C:I promoted a new product. 【解答はB】
設問文内に出てきた単語と似た音の単語を含む選択肢で混乱させるパターン
ever / favor
supplies / surprise
copy / coffee
※基本は「設問文を理解する→正しい返答を選ぶ」ですが、設問文がわからなかった時は音に頼って選択肢を絞るのも1つのテクニック。
TOEICは世界共通テストのため 日本人が聞き取りにくいものだけがでるわけではありませんよ。たとえば「COPY / COFFEE」の聞き分けは日本人には簡単でも東南アジア系では難しい音。
4WHY対策の解答法
例文)Why are there so many cars on the road? 正解文) I don’t really know.
「なぜ~?」という質問に対して、理由については答えずに「I don’t really know.」
◆「Why」の発音は「ホワイ」ではなく「ワイ」
正解を選ぶために出だしを正しく聞き取ることが超重要、5W1Hの発音はしっかり押さえておく
◆WHY疑問文の回答パターン(上から順に高頻度)
1. 主語+述語
2. To〜
3. Because 〜
◆「Why」疑問に対して「Yes/no」は不正解
◆回答の内容としては合っているけど、主語の代名詞が違っているパターンに注意
例)Why aren’t you〜? → ✗ She is〜
一時期「Why→Because」パターンはTOEICに出ない神話があったそうですよ。頻度は低くても「全く出ない」は嘘。出回る噂にまどわされず しっかり対策しましょう。
5.WH疑問文の解答法
例文)When is this questionnaire due? 正解文)By July first.
PART2は先頭の聞き取りが超重要!
◆Wh疑問文が次の動詞と絡み合うと 途端にちがう言葉に聞こえてしまうので注意
例) When is 〜
→ Whenis 〜 「ウェン イズ」ではなく「ウェニズ / ウェニス」
※リンキングやリエゾンと呼ばれる音声変化には慣れが必要 → ディクテーションで実際の文字と聞こえる音の相違に慣れる、鍛える |
ディクテーションに関する具体的な学習方法やデモ動画はPART1編で解説済み
6.否定疑問文
例文)Didn’t you go to the restaurant at lunch time? 正解文)I haven’t had my lunch break.
否定疑問文では(not)を省略して考える
Aren’t you 〜? → Are you 〜?
Don’t you 〜? → Do you 〜?
Haven’t you 〜? → Have you 〜?
英語では相手からどのような聞き方(通常の疑問文/否定疑問文/付加疑問文)をされても、 例)Aren’t you happy?:幸せじゃないの? |
7.付加疑問文
例文)You’ve already estimated next year’s budget, haven’t you? 正解文)I’ve already submitted it to the manager.
念押しや、会話を柔らかくする効果があるため日常の会話でもよく出てくる付加疑問文。
◆付加疑問文は出だしの主語、動詞を聞き逃していたとしても、後半の付加疑問の部分から出だしの主語、動詞が何だったのかを取り返せる。
例)設問文 You’ve 〜 , haven’t you?
→ 解答 ✗ She ~ (代名詞がちがうので不正解)
最初の主語を聞き逃しても、否定疑問文で主語の確認ができるので、回答の代名詞が不一致パターンにも応用可能。
パート5のおすすめ参考書とアプリ2選
私の愛用ツール2選を厳選して紹介します。
中学英語からやり直すTOEIC L&Rテスト超入門
「中学英語からやり直すTOEIC L&Rテスト超入門」は、TOEICのパート2を解くうえで役立ちます。この本では、中学レベルの英文法からTOEICで頻出する単語・熟語まで、幅広く解説されています。また、各パートの特徴を捉えたTOEICの練習問題も豊富に収録されているので、自分の弱点を克服することができます。
パート2は、短い会話を聞き、その内容を答える問題です。問題数は25問で、制限時間は30秒です。このパートでは、リスニング力と瞬発力が問われます。
パート2を解くのに苦手意識がある方は、この本を参考に勉強することで、効率的にスコアアップを目指すことができます。
具体的には、次の点に注意して勉強してみてください。
- 中学レベルの英文法を復習する
- 各パートの特徴を理解する
- 練習問題を解く
- 自分の弱点を克服する
この本を活用して、パート2を攻略しましょう!
スタディサプリENGLISH(TOEIC対策コース)
「英スタディサプリENGLISH(TOEIC対策コース)」は、TOEICのスコアアップを目的とした英語学習サービスです。アプリで学習を進めることができ、初心者から上級者まで、レベルに応じたコンテンツが用意されています。
「スタディサプリENGLISH(TOEIC対策コース)」のパート2に役立つ特徴は、以下の通りです。
- パート2に特化したカリキュラム
- ネイティブスピーカーの講師による解説動画
- 実戦的な問題演習
- 学習の進捗状況を管理できる
パート2は、短い会話を聞き、その内容を答える問題です。問題数は25問で、制限時間は30秒です。このパートでは、リスニング力と瞬発力が問われます。
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「スタディサプリENGLISH(TOEIC対策コース)」は、TOEICのパート2を攻略したい方におすすめの学習サービスです。
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TOEIC パート2まとめ
TOEIC PART2 頻出パターン
◆慣用表現 ◆ひねった応用 ◆「似た音」を使ったひっかけ ◆WHY対策 ◆WH疑問文 ◆否定疑問文 ◆付加疑問文
【PART2特徴、注意点】
①設問文がいきなり始まる
・PART2の問題は番号の読み上げの直後に、すぐ本文が始まる。
※これに不意をつかれて動揺してしまいミスをして、テンポが崩れることはこのPARTのあるある。
・「いきなり始まる」ということを意識して待ち構える。
②ミスを引きずらない
・リスニングは自分では止めることができず、立て続けに英文が読まれるので、前の問題でテンポが崩れると次の問題も影響して落としかねない。
・「迷ったらAにする」など自分ルールを決めて次の設問に気持ちを切り替える。
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